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2015年邦画の興行収入で2位の58.5億円と大ヒットを記録したバケモノの子。

そのバケモノの子を觀ましたのであらすじと感想を書いていきます。
内容はネタバレを含んでおります。

またバケモノの子は映画としてどのような評価を受けているのかも調べてみました。

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バケモノの子のネタバレありのあらすじ

熊鉄と九太の出会い

9歳の蓮は幼い頃に両親が離婚してしまい、母親を交通事故で亡くしてしまう。
蓮は引き取るという誘いを断り一人で生きていこうとする。


蓮はある日不思議な生き物と出会う。
チコと名付けたそのその不思議な生物と一緒にいたところ少年は突然何者かに話しかけられる。


その顔をみた少年は


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「バケモノ・・・」


そのバケモノは少年をみるなり


「お前俺と一緒に来るか?」


と誘うが、そのバケモノはその場を去ってしまう。


その後警察に追いかけられていた蓮は途中で先ほどのバケモノの姿をみつけその後を追う。
奇妙な道を通り抜けるとそこは


バケモノが暮らす街である渋天街だった。


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必死に出口を探す少年だったが、出口は見つからない


蓮は途中でバケモノに絡まれるが、百秋坊というバケモノに助けられる。
そこへ先ほど会ったバケモノがやってくる。


そのバケモノの名前は熊鉄


熊鉄はその強さから次期宗師候補の一人として数えられている人物だが、粗暴な性格から多くのバケモノから煙たがられていた。

その熊鉄は少年を気に入り、弟子にしようと考えた。


今まで弟子などいなかった熊鉄だが、宗師様から新しい宗師になりたいなら弟子を取れと言い、弟子を取らざるをえない状況になっていた。
しかし渋天街では粗暴な熊鉄の弟子になるようなものはいない。


熊鉄は自分の家に連れて帰った。

熊鉄は名前を聞くが少年は答えない。
年齢については9歳と指で出した。

それをみた熊鉄は少年を九太と名付けた。


翌日にわとり小屋で寝ていた九太を熊鉄は叩き起こして一緒に朝食を食べようとするが、二人はケンカを初めてしまい九太は出て行く。
そして人間界に戻る出口を探す。


熊鉄は九太を探している中、猪王山と出会う。

猪王山は熊鉄と並ぶ次期宗主候補。
強さ・品格とも申し分なく、何より熊鉄とは違って、渋天街のバケモノ達からの信頼も厚く、次期宗主に相応しいと言われていた。

最初は普通に話していた二人だったが、


猪王山は熊鉄のとった弟子が人間ということを聞くと顔色を変える。


熊鉄は九太をみつけるが、猪王山は渋天街のみなのために人間の弟子を取るのを辞めろと言い寄った。
それを聞き入れない熊鉄と猪王山は戦いを始める。

熊鉄が押し始めるとみな猪王山を応援し始めた。

一人で戦っていた熊鉄に自分の姿を重ねた九太は


「負けるな!」


と応援するがその声に反応して隙ができた熊鉄は猪王山に倒されてしまう。


そこへ宗師様が登場した。


熊鉄を罰するように諭す猪王山だったが、宗師様は人間の弟子をとることを許す。
一部始終をみていた九太は熊鉄の弟子になることを決める。

熊鉄と九太の奇妙な共同生活が始まる

翌日から熊鉄は九太に稽古を付けるが


熊鉄はうまく教えることができず
九太は熊鉄の言うことがわらからず



またケンカになってしまう。
そんな九太に多々良は人間界に戻るように促す。


九太は百秋坊に弟子とは何をしたらいいのか聞き、まずは炊事・洗濯・買い物などから始める。

その夜九太は猪王山と熊鉄を比べて


「あんたがあいつに勝てない理由がよくわかったぜ」


と言いまたケンカを始める。


その熊鉄の元に宗師が現れ、九太と各地の宗師と会うために旅に出るように言い渡す。
熊鉄と百秋坊と多々良と九太は4人で旅に出る。


百秋坊は九太に熊鉄は親も師匠もおらず、ずっと一人で生きてきて、一人で強くなったため師匠として適切なアドバイスができない。

しかし熊鉄の言う


「意味は自分でみつける」


ということの大切さを伝える。


そして多々良はどうやって教えていいかわからないという熊鉄にずっと一人で生きてきた熊鉄が


「ガキの頃の自分がどうしてほしかったか考えろ」


とそれぞれアドバイスを送る。


その後チコと戯れていた九太は


「なりきる なったつもりで」

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という声が聞こえた。


その声を聞き、それから九太は熊鉄の動き一挙手一投足を真似するようになった。
百秋坊は熊鉄と九太の関係を親子に例え、九太の気持ちを熊鉄に教える。


それから熊鉄は九太に自分の動きを真似させるように意識していく。

ある日台所で炊事をしていた九太はずっと熊鉄の足の動きを真似していたため、熊鉄の動きがわかるようになっていることに気付く。


そしてそれを熊鉄に試す。
次の動きがわかる九太は熊鉄を翻弄するまでに成長していた。

それから今度は足だけではなく、剣や格闘について熊鉄に教えてほしいと頼む。
そして熊鉄も九太に教えてもらう。

九太は人間界で楓や父親と出会う

その後月日は流れ9歳だった九太は成長して17歳になった。
九太はかなり強くなったが、熊鉄も合わせて強くなっていっていた。


はぐれものだった熊鉄の元には九太の成長をうけて弟子になりたいというものが急増していた。

相も変わらずケンカばかりの熊鉄と九太。

九太はある日熊鉄から逃げていると


偶然にもバケモノ界から人間界へ戻ってしまう。


人間界で九太はという少女に出会う。


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偶然にも楓を助け、彼女から読み書きを教えてもらうことになった。
それから九太は人間界とバケモノ界を行き来するようになった。

九太の学力はみるみる上がっていった。
そして九太は楓からいろいろな影響を受けて、楓から大学受験を進められる。

無理だという九太だったが、楓のサポートもあり受験を考えるようになる。
そして受験に必要な住民票をみて父親の住所を知った九太は複雑な気持ちながら父親に会いに行く。

会いに行った際、偶然父親をみつけた九太は


「あの・・・オレのことを覚えてますか?」


最初はわからなかった父親だったが、すぐに九太だと気付き泣きながら抱きついた。

父親は母親の事故の事をずっと後に知り、行方不明になった蓮のこともずっと探してくれていた。


九太は普通に人間界で生活していく未来もありなのではないかと人間界とバケモノ界のどちらの世界で生きていくべきなのか迷っていた。


家に戻って話がある。
人間の学校へ行きたいと相談するが熊鉄は聞き耳を持たない。

そんな熊鉄に嫌気が差した九太は人間界で父親と生活することを選ぶ。
そして行くなと制する熊鉄を投げ飛ばし、出て行く。


熊鉄のことが気になっている九太は一緒に暮らそうと言ってくる父親についあたってしまう。
その九太の頭に浮かんでいたのは熊鉄の顔だった。

精神状態が不安定な九太は自身の心の闇に取り込まれそうになる。


九太は図書館で待っていた楓に詰め寄り、自分が


人間か
バケモノか
醜い怪物か


と問う。
楓は頬を張り正気に戻させる。


正気に戻った九太に楓は自分が助けられたという栞を渡してまた同じようになった時は思い出すように
お守りとして渡す。

宗師後継者を決める熊鉄と猪王山の戦い

渋天街に戻ってくると新しい宗師を決める熊鉄と猪王山の戦いが明日あると二郎丸から聞かされる。

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その帰りに一郎彦に送ってもらった九太だったが、突然一郎彦に殴られ襲われる。
その一郎彦に九太は自分と同じ闇をみる。


宗師様は決断力の神になることを決め、熊鉄と猪王山の戦いの時がついに来た。
その対決を九太はひっそりと会場でみていた。

ついに勝負が始まる。

最初は熊鉄が押していたが、猪王山が徐々に押し始め熊鉄は倒されてしまう。

その光景にイラつく九太。

カウントが数えられている中、いてもたってもいられなくなった九太はその姿を現し


「何やってんだ!バカヤロウ!」


と熊鉄に発破をかけ、二人はケンカを始める


九太が発破をかけたことで完全に息を吹き返した熊鉄は九太と共に戦い無我の境地になりついに猪王山を倒す。
熊鉄と九太はお互いに文句を言いながらも握手を交わす。


しかし突然熊鉄から血が・・・


一郎彦が念動力を使って熊鉄に剣を突き刺した。
一郎彦の闇が凶行に及ばせた。

そしてその光景をみていた九太は一郎彦を超える闇をまとい自身の剣を一郎彦を突き刺そうとする。


しかし・・・その九太の前に突然チコが邪魔をする。
九太は楓からもらった栞に目を向けた瞬間闇は引いていった。

しかし一郎彦は闇に取り込まれてしまう。

九太も倒れてしまい、気が付くとそこには横たわる熊鉄の姿が・・・


猪王山の息子と思われた一郎彦も実は人間だった。


人間界で親から捨てられた一郎彦をこっそり育てていた。
猪王山はバケモノの子だと一郎彦に言い続けて育てていたが、それが一郎彦が闇を抱えるきっかけになった。

一郎彦を元に戻すには闇を追い払わなければならない。
九太は一郎彦を元に戻すために再び人間界に向かう。

人間界での九太と一郎彦の最後の戦い

九太は楓に連絡をし、


「決着をつけなくちゃならない相手がいる」


と告げ、ありがとうを楓に伝えに来た


そこへ一郎彦が現れる。


九太は楓を逃がそうとするが、楓は九太の手を離さない。


そしてついに九太と一郎彦は刃をまみえる。


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一郎彦は闇の力を使い九太を圧倒する!

倒れた九太は場所を変えようと楓の手を借りながら移動する。

一郎彦は闇の力で渋谷に大爆発を起こさせる。


地下鉄に逃げ込む九太と楓。

九太は一郎彦の闇を自分に取り込んで、剣を自分に突き立て道連れにしようと考える。


一郎彦の凶行はバケモノ界にも影響を及ぼしていた。

そんな時、熊鉄は目を覚まし、


宗師の代わり神に転生することを決める。


九太を追いかけ、一郎彦がやってくる。

九太は一郎彦の闇を自分に取り込もうとする!

その時


「九太!!」


という声が聞こえる。
その声はまぎれもなく、熊鉄の声だ!

声とともに一振りの剣が九太の前に現れる。


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熊鉄は宗師の特権を使い、付喪神に転生し剣になった。
九太の胸の中の剣になるために。



九太は熊鉄から言われた胸の中の剣の話を思い出していた。

九太の闇の中に熊鉄が入っていく。
それに涙する九太。
その姿に熊鉄は叱咤激励する!

九太は熊鉄とともに剣を抜き、一郎彦を倒す。


目が覚めると一郎彦は記憶をなくしていた。
手首には九太のしていた楓の栞をつけていた。


バケモノ界では九太を祝うための催しが開かれていた。
そしてそこには楓の姿もあった。

九太は公認試験を受ける事に決め、渋天街を出て父親と暮らし始めた。


バケモノのこのあらすじは以上です。


⇒バケモノの子でチコの正体は母親だった?声優は諸星すみれ!


バケモノの子の評価は?

バケモノの子の評価についてですが、この映画は2015年


ゴールデングロス賞
日本映画部門・優秀銀賞


アニー賞
インディペンデント作品賞 ノミネート


日本アカデミー賞
最優秀アニメーション作品賞


文化庁メディア芸術祭アニメーション部門
審査委員会推薦作品


日本映画批評家大賞
アニメ部門作品賞


いろいろな賞を受賞しています。


バケモノの子の評価が高いという一つの目安になります。
日本アカデミー賞とっていますからね。


興行収入としても相当な成績をおさめました!


⇒日本映画興行収入ランキング2015!


では実際に映画を観た人の生の評価はというと・・・


Yahoo!映画のユーザーレビュでは
3.80


低くはないんですが、もうちょっとあっても良かったかな。
というイメージです。


1作目の時をかける少女は評価は4.2以上ありますからね。
評価は高くておもしろいが題材的な問題で少し評価が割れているのかもしれませんね。


バケモノの子の感想

この記事ではバケモノの子のあらすじをみてきましたが、細田守監督のこれまでの作品


時をかける少女
サマーウォーズ
おおかみこどもの雨と雪



に引けを取らず安定して面白かったですね。


メインのテーマとしては熊鉄と九太の親子のような奇妙な関係についてです。
熊鉄は九太に対して親のような感情を頂いていき、そして子供が親をマネするように九太も熊鉄のマネしていく。


熊鉄と九太がそれぞれ成長していくという内容でしたが、熊鉄の親としての成長が個人的には目立ちましたね。

逆に9歳の九太はしょうがないとしても、17歳になっても九太が悪ガキ状態のままなのは気になりました。
心の成長が止まっているようにも感じました。


17歳の九太が9歳の頃と同じように、熊鉄に悪態をつき、挙句にはそのまま出て行ってしまうというのには少し嫌悪感を抱いてしまいました。
ただちゃんと九太が熊鉄のことを思っているシーンは散りばめられていましたけどね。


そして九太と楓の恋をほんのりと描くようならすじの流れもありました。
後半になると熊鉄に代わり九太と楓のシーンがかなり多くなります。
その割には楓の描写が少し少すぎる気もしました。

そのためもうちょっと楓を掘り下げても良かったかと思いましたね。


一応楓が悩みを告白するシーンがありましたが、あまりにも普通過ぎて映画を見終わった後、楓のエピソードは印象にほとんど残りませんでした。

このあらすじの記事を書く時、なんだっけ?
と少し考えてしまいました。


後半に少し詰め込み過ぎという意見もあるようですが、熊鉄と九太の親子関係という物語の軸がしっかりあるので特に違和感は感じませんでした。

軸がブレブレで物語がとっちらかっているのであれば少し詰め込み過ぎとは思いますが、この映画で重要なのはあくまで熊鉄と九太ラインなので、その二人が迎える結末としては納得できるレベルの最後だったと思います。


ちなみにこのバケモノの子で一番びっくりしたのはあの渋谷の街の再現度です!
これはもうすごいを通り越して感動しました。


もう本当に


まんま


でした!

この作画は細田守監督作品の特徴ではありますけどね。


この映画の評価は年代によって感じ方が変わっていきそうです。

親になっていると熊鉄
親になっていないと九太

に感情移入しそうです。


そのため10年後にみてもおもしろい作品だと思います。


細田守監督のアニメーション作品

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◆ バケモノの子
⇒バケモノの子のチコの正体は母親?声優は諸星すみれ!

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